今回は那須STONE PLAZAでお馴染みの「芦野石」を外壁材に利用します。
とは言っても新しく石を用意するのでは費用がかなり高額になってしまいます。
・・・が
この石、じつは建て替え工事の為、解体した芦野石造りの蔵の石なのです。(写真はイメージです)
解体時に「この石使える」 直感ですね。
厚さが7.5cmも有り、とても重いです。
1枚30kg以上あるとか無いとか・・・
大正6年建造の蔵の石の為、加工機械が無い時代です。
すべて人間の手による手加工のため細かな寸法はバラバラ。
どこにどの石を使用すれば納まりが良いのかパズルです。
最近話題のPM2.5ばりの粉塵をだしながら、加工開始。
納まるとこんな感じ!!
重いだけあって重厚感たっぷり。現場で見ると凹凸感があって、建材・機械加工には出せない「REAL」があります。
重労働+埃で手間は掛かりましたが、古(いにしえ)の技術と御先祖様の想いが蘇りましたね。
建主さんの喜んだ顔と、左官屋さんの大仕事の後の、冗談半分・本音半分の「旨いビールが飲める!!」の粋な一言が印象的な石張りでした。
大工工事も外観に負けないよう頑張らねば・・・
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